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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻9号

1998年09月発行

文献概要

特集 OCT 各論

中心性漿液性網脈絡膜症の網膜断層像

著者: 飯田知弘1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1471 - P.1474

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 中心性漿液性網脈絡膜症22例22眼の網膜断層像を,光学的干渉断層計で観察した。急性期の剥離網膜は,全例で隣接する非剥離部や寛解期より厚く,17眼では限局性の低反射領域があった。急性期の中心窩の網膜厚は平均197.6±22.9μmで,寛解期は平均124.5±10.9μmであった。本症では,漿液性網膜剥離だけでなく,網膜そのものの浮腫を合併することが明らかとなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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