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特集 OCT 各論
加齢黄斑変性のOCT所見
著者: 福島伊知郎1
所属機関: 1関西医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1501 - P.1509
文献購入ページに移動 Optical coherence tomography (OCT)で加齢黄斑変性の症例を観察した。漿液性網膜剥離や網膜色素上皮剥離,網膜下血腫、網膜浮腫,軟性ドルーゼンはOCTで特徴的な所見を示し,それらを明瞭に区別できた。脈絡膜新生血管は網膜色素上皮と脈絡膜毛細血管に一致する高反射層の肥厚と断裂,そして前方への突出としてみられた。また,フルオレセイン螢光眼底造影で検出不能であった新生血管が,OCTではfibrovascular PEDとして検出され,色素上皮下に新生血管の存在が疑われた。OCTは,加齢黄斑変性の滲出性病変と脈絡膜新生血管の評価に有用であった。
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