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特集 OCT
各論
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卵黄様黄斑変性の2例4眼の断層像を光学的干渉断層計で検索した。卵黄期では,網膜色素上皮と脈絡毛細管板を示す高反射帯が紡錘形の肥厚として観察された。炒り卵期では,網膜下に2層の高反射帯があった。下方の高反射帯は網膜色素上皮と脈絡毛細管板の高反射帯に連続していた。卵黄期のOCT所見からは,網膜下の物質貯留,色素上皮自体の肥厚,または色素上皮下での物質貯留の可能性が考えられた。炒り卵期では網膜下の物質貯留の可能性が示唆された。
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