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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻9号

1998年09月発行

文献概要

特集 OCT 各論

続発性黄斑変性のOCT所見

著者: 阿部友厚1 米谷新1

所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1519 - P.1521

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 半側網膜中心静脈閉塞症に対してレーザー治療前後の網膜の変化をOCT検査で検討した。半側網膜中心静脈閉塞症では黄斑部を境に閉塞領域側に黄斑浮腫が存在した。OCTでは黄斑浮腫は中心窩の嚢胞と,網膜下液による網膜剥離が描出された。レーザー治療後3か月で浮腫は吸収されたものの,浮腫が存在した黄斑部では網膜の厚さが減少した。5か月後にはさらに網膜は薄くなり,特に網膜神経線維層と網膜色素上皮および脈絡毛細管板が減少していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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