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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科52巻9号

1998年09月発行

文献概要

臨床報告

眼瞼下垂と顔面片側過形成を伴った先天性虹彩外反症候群の1例

著者: 田辺和子1 林みゑ子1 大川多永子

所属機関: 1自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1599 - P.1603

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 28歳女性が左眼緑内障で受診した。矯正視力は1.0,眼圧は薬物投与下で42mmHgであった。左眼の瞳孔縁の全周に先天性虹彩外反,隅角全周にわたる虹彩高位付着,緑内障性乳頭陥凹があり,先天性虹彩外反症候群と診断した。左側に顔面片側過形成と眼瞼下垂があった。マイトマイシンCを併用した線維柱帯切除を行い,眼圧は正常化した。右眼には全く異常はなかった。本症例は,先天性虹彩外反症候群に同側の顔面片側過形成と眼瞼下垂が併発した本邦では最初の報告である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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