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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来診療のポイント(主訴から診断まで)—私はこうしている

視力低下—片眼の急激な視力低下

著者: 堀尾直市1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.20 - P.21

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 “片眼の急激な視力低下”という主訴で患者が来院した場合,その障害部位は,前眼部から中間透光体,眼底,視神経,大脳に至るまでの広い範囲のいずれかに存在する。したがって,診断には矯正視力検査などの眼科の一般的な検査からCTやMRIなどの特殊検査まで必要となることがある。ここでは,前眼部から眼底までの一般的な眼科検査による診断をフローチャート1に,視神経以降の特殊検査を含めた診断をフローチャート2に示した。ただし,不必要な検査はなるべく避けなければならないと同時に,原因疾患が1つとは限らないことも念頭に置く必要がある。
 この項では,各検査で異常所見が認められた場合に考え得る疾患を挙げ,さらに詳細な内容については参照項目を紹介した。なお,外傷による視力低下は除外した(p.154「眼外傷」参照)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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