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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来診療のポイント(主訴から診断まで)—私はこうしている

中心暗点

著者: 高橋洋司1

所属機関: 1岩手医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.41 - P.44

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 中心暗点は患者にとって最も敏感に感じ取られ,場合によっては非常にもどかしがる症状の1つである。本であれテレビであれ,読もうとするところ,見ようとするところが見えない,あるいは見えづらいのは非常に苦痛なことである。両眼であれば,日常の視覚生活のかなりの部分が障害されることになる。場合によっては仕事をやめなくてはならない状況に陥るかもしれない。片眼であれば健眼で日常生活は可能かもしれないが,両眼開放下の日常視では不同視に類似した症状,すなわち左右眼のアンバランスによる不快感,立体視の障害など,微妙にquality of life(QOL)に影響を投げかける。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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