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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来診療のポイント(主訴から診断まで)—私はこうしている

掻痒

著者: 篠崎和美1

所属機関: 1東京女子医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.92 - P.94

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 眼の痒みが主訴の場合,アレルギー性結膜炎のことが多い。掻痒は,眼球周囲の皮膚,結膜,角膜などの刺激により,掻きたくなるような感覚であり,皮膚痛覚神経終末の弱い興奮,炎症によるヒスタミンなどのケミカルメディエイターが神経終末に作用して症状が生じると考えられている。したがって,掻痒をきたす疾患を表1にまとめたが,花粉症やアレルギー性結膜炎以外の結膜疾患,眼瞼,角膜疾患にわたり鑑別していく必要がある。また,これらが合併していることもある。これらを鑑別するには,十分な問診,視診,検査が必要である。検査の手順は図に示す。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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