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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 外来フォローアップの実際

緑内障術後の外来フォローアップ

著者: 前田利根1

所属機関: 1オリンピア眼科病院

ページ範囲:P.186 - P.188

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 緑内障術後眼では眼科手術のありとあらゆる術後合併症を経験する。術後感染症,併発白内障,低眼圧黄斑症,脈絡膜剥離前房消失による角膜内皮障害,角膜内血腫など術後合併症は多岐にわたる。特に術後早期には種々の合併症に遭遇する。このような点から緑内障術後管理は,以前から他の内眼手術後と比較して手間のかかるところであった。またマイトマイシンC併用トラベクレクトミーが広く行われるようになると,その術後管理はさらに複雑になった。
 しかし多様な術後合併症も,通常外来通院を開始するころには一通り出そろい落ちついてくる。このため,外来フォローアップ中に実際に問題となるのは主に眼圧の再上昇であり,稀ではあるが,晩発性の術後感染にも十分気をつける必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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