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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 集学的治療に必要な他科の知識

ベーチェット病—いま,皮膚科では

著者: 佐藤伸一1

所属機関: 1金沢大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.250 - P.252

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 ベーチェット病は眼,皮膚,粘膜,血管病変を主徴とし,関節炎,発熱などの全身症状,ときに予後不良な中枢神経症状や血管病変を呈する原因不明の疾患である。ベーチェット病の病因については不明であるが,好中球の機能亢進を始めとした過敏反応が,その病因において重要な役割を演じていると考えられている。ベーチェット病の症状は多岐にわたるため,眼科,皮膚科,内科が互いに緊密な連携をとりあって診断・治療に当たるべき疾患である。このうち皮膚科の主な役割は,ベーチェット病をその皮疹から診断・評価することにあり,眼科からベーチェット病の皮疹の検索についてコンサルトを受けることもしばしば経験する。
 以下,皮膚科医がどのような皮膚病変の存在をもって,ベーチェット病と診断するのかについて概説したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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