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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 集学的治療に必要な他科の知識

アトピー性皮膚炎—いま,皮膚科では

著者: 竹原和彦1

所属機関: 1金沢大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.253 - P.255

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 アトピー性皮膚炎をめぐる医療の混乱は,今日なお終焉を迎えるきざしは全く感じられず,不適切治療による増悪例の増加とともに,白内障や網膜剥離などの眼合併症の増加をみている。このような現象はわが国特有のものであり,先進諸外国ではステロイド外用薬を中心とする専門医の医療に対して疑問を投げかけられることなく,当然のこととして一般に受け入れられている。
 アトピー性皮膚炎をめぐる医療の混乱を収束させるためには,病因の解明,より効果的で副作用の少ない治療法の開発などが必要といえるが,現状では本来行われるべきオーソドックスな治療法についての正しい理解を一般に広めることが急務であろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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