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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻10号

1999年09月発行

文献概要

特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている 眼科外来診療の周辺

学校医の務める

著者: 奥沢康正12

所属機関: 1奥沢眼科医院 2京都府立医科大学

ページ範囲:P.269 - P.272

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眼科学校保健の現状と課題
 明治期からトラホームの撲滅,学校近視予防に尽くした眼科学校医の活動は,昭和33年学校保健法の制定により,保健管理を中心に明確に規定された。その後,児童・生徒の屈折異常,アレルギー性疾患の予防や視力,色覚検査を始めとした総合検査などによる健康問題の解決のため,時代に応じて必要な法規の改正が行われ,それに従って学校医の職務が具体的に遂行されてきた。
 21世紀に向け少子化が進む今日,児童・生徒をいかに健やかに,たくましく育てるか,学校保健における学校医の役割はますます重要となってきている。なかでも眼科学校医は学校医としての専門性,さらに健康教育者としてふさわしい人間性を磨き,これに対処しなければならない。このためには学校医の職務を熟知し,以下の理想像に少しでも近づき,地域医療に根づいた広い社会性を持った眼科学校医の資質を養う必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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