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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻11号

1999年10月発行

連載 眼科手術のテクニック・118

増殖糖尿病網膜症における増殖膜処理法

著者: 池田恒彦1

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1742 - P.1743

文献概要

はじめに
 眼内増殖性疾患における増殖膜の処理法としては,膜剥離術(membrane peeling),膜分割術(membrane segmentation),膜分層術(membranedelamination)の3法が基本である。増殖性硝子体網膜症や黄斑前線維増殖症ではmembrane peelingが主体となり,増殖性糖尿病網膜症などの線維血管性増殖膜を有する疾患では,membrane segmenta-tionやmembrane delaminationが主体となる。増殖性糖尿病網膜症では,増殖膜と網膜の癒着が強固で,membrane peelingを多用すると容易に医原性裂孔を形成することになる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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