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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻11号

1999年10月発行

文献概要

臨床報告

非穿孔線維柱帯切除術の短期術後成績

著者: 高橋雄二1 大久保彰1 大久保好子2 加来昌子1 小口和子1 宮入純子1 水流忠彦3

所属機関: 1済生会宇都宮病院眼科 2おおくぼ眼科 3自治医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1753 - P.1757

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 非穿孔線維柱帯切除術(nonpenetrating lamellar trabeculectomy:NPLT)群10例13眼と従来の線維柱帯切除術(penetrating trabeculectomy:PT)群11例16眼の術後短期成績,術後早期合併症について比較した。NPLT群の術前,術後3か月,術後6か月の眼圧は25.1±6.0,13.8±3.1,13.8±3.2mmHg,PT群ではそれぞれ25.5±5.8,12.3±4.2,10.9±4.5mmHgであった。術後早期合併症ではNPLT群では少なく,特に浅前房はPT群では5例に対してNPLT群では1例も認めなかった。NPLTは眼圧下降効果では従来のPTよりやや劣る傾向にあったが,術後合併症が極めて少なかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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