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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻11号

1999年10月発行

文献概要

臨床報告

ぶどう膜炎による続発緑内障の治療

著者: 沖波聡1 小川明子1 大坪貴子1 齋藤伊三雄1 永岡信一郎1

所属機関: 1佐賀医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1759 - P.1765

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 佐賀医科大学付属病院眼科で3〜186か月(平均44か月)の経過を観察したぶどう膜炎による続発緑内障70例105眼について検討した。開放隅角47眼中の44眼(94%),周辺虹彩前癒着が半周未満の39眼中の35眼(90%),半周以上の6眼中の4眼(67%),ぶどう膜炎発症早期の狭隅角の4眼中の4眼(100%)で最終的に炭酸脱水酵素阻害薬内服なしで眼圧が20mmHg以下にコントロールされた。lris bombeの2眼と白内障手術を単独で行った7眼はすべて眼圧がコントロールされており,105眼中の96眼(91%)が眼圧20mmHg以下にコントロールされた。しかし,治療開始後4〜181か月(平均43か月)では39眼中の20眼(51%)で視野が悪化していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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