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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻2号

1999年02月発行

文献概要

臨床報告

Human immunodeficiency virus感染を合併した梅毒性ぶどう膜炎の1例

著者: 池田宏一郎1 渡瀬誠良1 川村洋行1

所属機関: 1磐田市立総合病院眼科

ページ範囲:P.193 - P.196

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 梅毒性ぶどう膜炎の発症がきっかけとなり,human immunodeficiency irus (HIV)感染が判明した1例を報告した。症例は57歳男性で,2か月前から続く右眼飛蚊症および視力低下を主訴に受診し,右眼硝子体に索状混濁を,眼底に網膜静脈周囲炎をみた。血液検査にて梅毒反応強陽性で肛門周囲には扁平コンジローマがみられ,患者に同意を得て行ったHIV検査は陽性であった。駆梅療法で約4か月でぶどう膜炎は消退した。梅毒性ぶどう膜炎をみた場合には,HIV検査も必要と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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