文献詳細
臨床報告
文献概要
目的:過去に緑内障手術を1回以上受けた後に眼圧コントロール不良となった症例に対するシヌソトミー併用トラベクロトミーの手術効果を検討する。
対象と方法:手術後少なくとも6か月間経過を観察できた5例7眼である。症例は年齢15〜46歳(平均:28.2±11.8歳)の隅角発育異常緑内障で,全員男性であった。過去の緑内障手術は線維柱帯切除術1回が2眼,MMC併用線維柱帯切除術1回が1眼,線維柱帯切除術1回+MMC併用線維柱帯切除術1回が1眼,線維柱帯切開術1回が2眼,線維柱帯切除術1回+線維柱帯切開術1回が1眼であった。
結果:術前は全例内服治療と点眼治療を受けており,平均眼圧は32.9±5.2mmHgであった。最終観察時の術後眼圧は平均16.6±2.9mmHgであった。前房出血は全例14日以内に消失した。
結論:シヌソトミー併用トラベクロトミーは隅角発育異常緑内障に対する追加手術として有効である。
対象と方法:手術後少なくとも6か月間経過を観察できた5例7眼である。症例は年齢15〜46歳(平均:28.2±11.8歳)の隅角発育異常緑内障で,全員男性であった。過去の緑内障手術は線維柱帯切除術1回が2眼,MMC併用線維柱帯切除術1回が1眼,線維柱帯切除術1回+MMC併用線維柱帯切除術1回が1眼,線維柱帯切開術1回が2眼,線維柱帯切除術1回+線維柱帯切開術1回が1眼であった。
結果:術前は全例内服治療と点眼治療を受けており,平均眼圧は32.9±5.2mmHgであった。最終観察時の術後眼圧は平均16.6±2.9mmHgであった。前房出血は全例14日以内に消失した。
結論:シヌソトミー併用トラベクロトミーは隅角発育異常緑内障に対する追加手術として有効である。
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