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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻3号

1999年03月発行

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(1)

学会原著

Scanning laser polarimetryによる網膜黄斑部評価

著者: 小暮諭1 地場達也1 塚原重雄1

所属機関: 1山梨医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.273 - P.276

文献概要

(B5-2-19) Scanning laser polarimetryを用いた黄斑部の緑内障性障害の評価法を検討した。緑内障患者10人15眼(平均58.7±11.2歳,視野障害の平均はMD=−21.83±6.4dB)と正常者15人15眼(平均年齢50.6±21.5歳)に対してLDT社製NFAII®を用い視神経乳頭および黄斑部をそれぞれ3回ずつ撮影し検討した。黄斑部の平均の厚さは正常者群51.9±9.31μm,緑内障患者群52.5±13.3gmで有意差はなく,視神経乳頭も,耳側の厚さは緑内障患者群48.17±15.5μmに対し正常者群46.56±10.1μmで有意差はみられなかった。本装置を用いた黄斑部の評価は現状では難しいと考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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