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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻3号

1999年03月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

中心性漿液性網脈絡膜症とA型傾向判別表

著者: 清水敬子1 戸張幾生1 筒井末春2

所属機関: 1東邦大学医学部眼科学第二講座 2東邦大学医学部心療内科学教室

ページ範囲:P.277 - P.280

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(B5-1-10) 中心性漿液性網脈絡膜症20例に対し,A型傾向判別表を用いてストレス性格としてのタイプA行動パターン(タイプA)を検討した。自我状態を評価するエゴグラム・チェック・リストで,AC順応した子供)が4点以下の低値の男性の再発群10例,非再発群10例である。対照群はACが4点以下の低値の男性の健常者10例である。タイプAの発現率は,再発群は60%であり,非再発群の10%と比較して高い傾向を示し(p<0.1),対照群の0%と比較して有意に高かった(p<0.05)。A型傾向判別表の平均得点は,再発群は非再発群,対照群と比較して有意に高値を示した(p<0.05)。ACが低値の本症の再発性にタイプA傾向が強い特徴がみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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