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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻3号

1999年03月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(1) 学会原著

網膜静脈閉塞症患者における内頸動脈病変のカラードプラ法による検出

著者: 陣林浩美1 上田佳子1 山下美和子1 田中陽子1 平山善章1 尾上久俊2

所属機関: 1佐世保市立総合病院眼科 2佐世保市立総合病院中央検査室

ページ範囲:P.298 - P.300

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(B9-1-16) 網膜静脈閉塞症の62症例について,内頸動脈の病変の有無をカラードプラ法で検索し,44例の対照群と比較した。1mm以上の隆起性病変(プラーク)があるものを内頸動脈病変ありとした。病変は症例群では55%,対照群では36%にあった。両者間に有意差はなかった。70歳未満では,症例群に有意に多い病変があった(p<0.01)。この結果から,網膜静脈閉塞症では,加齢に加えて,内頸動脈または網膜中心動脈の粥状硬化が関係していることが推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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