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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻3号

1999年03月発行

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(1)

学会原著

網膜静脈分枝閉塞症における黄斑浮腫の網膜厚と中心窩閾値との関係

著者: 今澤光宏13 森本隆弘23 飯島裕幸3

所属機関: 1市立岡谷病院眼科 2長野赤十字上山田病院眼科 3山梨医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.307 - P.310

文献概要

(B9-1-21) 黄斑浮腫を生じた網膜静脈分枝閉塞症8眼の網膜厚を光干渉断層計を用いて測定し,中心窩閾値,視力との関係を調べた。健眼に比べて増加した中心窩網膜厚量と中心窩閾値との間には有意な負の相関をみた(相関係数r=−0.775,p=0.02)。一方,視力との関係では相関係数r=−0.606,p=0.12で,中心窩閾値よりも相関は低かった。光干渉断層計は網膜静脈分枝閉塞症に伴う黄斑浮腫の網膜厚を速やかに測定でき,中心窩網膜厚は視機能を反映すると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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