icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻3号

1999年03月発行

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(1)

学会原著

岡山大学眼科における真菌性眼内炎の統計

著者: 野本浩之1 馬場哲也1 梅津秀夫1 土田陽三2 松尾俊彦2 中川秀樹2 白神史雄2 大月洋2

所属機関: 1姫路赤十字病院眼科 2岡山大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.378 - P.380

文献概要

(P3-1-22) 過去12年間に経験した真菌性眼内炎の症例14例19眼の視力予後を検討した。14例中12例に中心酵脈高カロリー輸液の留置を認めた。全例に抗真菌薬の投与を行ったが,10眼には効果が認められなかったために,硝子体手術を施行した。手術施行眼の10眼中9眼に2段階以上の視力向上を認めたが,黄斑部に病変の存在する症例は手術後視力不良であった。以上から,本症の早期発見,早期治療が重要であると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら