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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻3号

1999年03月発行

文献概要

臨床報告

視力障害が残存したインターフェロン網膜症の1例

著者: 武田潤子1 武藤勉1

所属機関: 1東北労災病院眼科

ページ範囲:P.467 - P.471

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 39歳男性がC型肝炎で紹介された。両眼とも眼科的に異常はなかった。インターフェロンβの1日2回連日投与を開始してから24日後に,右眼に軟性白斑が発見された。開始後51日目に,両眼眼底に軟性白斑が多発していた。視力は右0.06,左0.02であった。インターフェロン投与はただちに中止された。その6週後の視力は,右0.1,左1.0であり,投与開始から14か月後でも右眼視力は0.5であった。インターフェロン網膜症による視力障害が持続性である事例のあることを,本症例は示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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