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特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(2) 特別講演
ネパールへの眼科協力—その成果と反省
著者: 黒住格12
所属機関: 1アジア眼科医療協力会 2市立芦屋病院眼科
ページ範囲:P.521 - P.526
文献購入ページに移動 アジア眼科医療協力会は,アジアの国々に対して失明防止のための眼科医療隊を派遣しようという構想から,1971年に創設された。当初アジア各国で活動を展開するつもりであったが,やがて対象国をネパールに絞った。アイキャンプが主流であったこの国の眼科医療も,ゆっくりと組織立ち,援助の受け皿が整い始めた。そこで,当会も援助の目標を眼科医療体制確立に切り替え,①アイキャンプ(野外開眼手術)の実施,②眼科関係の人材育成,③新しい眼科医療技術と眼科医療機器の導入,④盲人の歩行訓練,リハビリテーションの指導,⑤眼科病院に対する支援および眼科病院の運営,の5つの援助項目を立てて活動を続けている。
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