icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻4号

1999年04月発行

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(2)

学会原著

日帰り白内障手術の適応についての検討

著者: 吉田陽子1 市川一夫2 斎藤裕3 内藤尚久3

所属機関: 1社会保険中京病院眼科 2斎藤眼科 3中京眼科

ページ範囲:P.567 - P.569

文献概要

(B2-1-19) 社会保険中京病院関連施設で1997年の1年間に行った,日帰り白内障手術1,463眼をretrospectiveに検討した。対象は当院関連施設の白内障手術と日帰り手術の適応を満たすものとした。術前全身合併症の割合は高血圧39.8%,糖尿病12%,心疾患15.6%,脳疾患3.1%であったが,術中,術後に悪化した症例はなかった。関連施設からの転院症例4眼は術中眼合併症による硝子体手術目的で,内訳は2眼が偽落屑症候群,1眼が透析症例,1眼が術前特に問題のない症例であった。今回の結果では偽落屑症候群,透析症例で転院が必要となったが,このようなチン小帯が脆弱であると予想される症例は、入院と硝子体手術が可能な施設で手術を行ったほうがよいと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら