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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻4号

1999年04月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

難治性緑内障に対するダイオードレーザー経強膜毛様体光凝固術の治療成績

著者: 若林俊子1 大竹雄一郎1 下山勝1 谷野富彦1 宮田博1 真島行彦1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.589 - P.592

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(C4-1-4) 難治性緑内障眼20例24眼に対し,半導体レーザーによる経強膜毛様体光凝固術を行った。治療回数は1〜7回,平均1.8回、観察期間は1〜39か月,平均16.3か月であった。眼圧は,術前32.0±12.4mmHgから.最終観察時は投薬下にて16.3±8.1mmHgと有意に低下した。初回実施例で眼圧下降が持続していたのは,術後1年で50%,3年で25%であったが.繰り返し実施することにより、18眼(75%)は21mmHg以下にコントロールされた。術後,前房出血2眼,漿液性網脈絡膜剥離1眼:遷延性低眼圧1眼,眼球癆1眼が生じた。半導体レーザー毛様体光凝固術は,難治性緑内障眼に対して比較的安全で有効な治療法と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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