文献詳細
特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(2)
学会原著
文献概要
(P2-1-9) 過去19年間に経験した,角膜真菌症53例中フザリウムによる8例につき,その臨床所見とピマリシンに対する治療効果を検討した。潰瘍底は全例が汚い灰白色で,8例中6例(75%)にhyphateUlcerを認めた。4例(50%)に外傷の既往があった。眼球摘出に至った2例のピマリシンに対する最小発育阻止濃度は比較的高値を示し,ピマリシンの治療効果と相関のある傾向を示した。
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