文献詳細
特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(2)
学会原著
文献概要
(B9-2-9) 緑内障性視神経障害に伴う青錐体感度異常の検出を目的とし,Humphrey Field Analyzer (HFA)の短波長感度錐体視野(SWAP)の黄斑プログラムの再現性と有用性について検討した。正常眼16例,16眼を対象にした再現性の検討では,3回の黄斑部青錐体平均感度に統計学的有意差はなかった。開放隅角緑内障59例59眼を対象にした有用性の検討では,視神経乳頭陥凹面積比と黄斑部青錐体平均感度との問に有意な相関(p<0.01)が得られた。HFAのSWAPによる黄斑プログラムは,緑内障性視神経障害に伴う青錐体感度異常の検出に有用である。
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