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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻4号

1999年04月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(2) 学会原著

正常眼圧緑内障におけるニルバジピンの視野障害進行に対する効果

著者: 山崎芳夫1 早水扶公子1 田中千鶴1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.729 - P.733

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(P4-3-17) 正常眼圧緑内障(NTG)10例10眼にCa2+拮抗薬であるニルバジピン4mg/日を2年間内服投与し,同程度の年齢,屈折,視野障害を持つ非投与NTG症例10例10眼を対照として,視野障害進行を比較した。視野障害進行の評価は,Humphrey Field Analyzerのcentral 30-2 programを用い,網膜感度変化量を比較した。投与群は非投与群と比較し,投与2年後に平均網膜感度は有意に改善した(p=0.005)。眼圧,平均血圧,脈拍,眼灌流圧に両群間に有意差はなかった。Ca2+拮抗薬の1つであるニルバジピン長期内服は,NTGの視機能維持に対し有効であることが示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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