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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻4号

1999年04月発行

文献概要

臨床報告 カラー臨床報告

硝子体手術と内境界膜剥離を行った嚢胞様糖尿病黄斑浮腫3眼の光干渉断層計による評価

著者: 矢那瀬淳一1 荻野誠周1 栗原秀行1

所属機関: 1栗原眼科病院

ページ範囲:P.745 - P.750

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 嚢胞様糖尿病黄斑浮腫3例3眼に対して硝子体手術を行い,その術前後の所見を光干渉断層計(OCT)を加えて検索した。手術では人工的に後部硝子体剥離を作り,内境界膜を剥離した。手術の3か月から6か月後に全例で黄斑浮腫が改善し,OCTでは術前にあった黄斑嚢胞は消失した。嚢胞様糖尿病黄斑浮腫に対してこの術式が有効であり,術後の改善を評価するのにOCTが有用であることが結論される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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