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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻4号

1999年04月発行

文献概要

臨床報告

周辺視野拡大に伴い回旋複視を自覚した頭蓋咽頭腫の1症例

著者: 原直人12 桂未奈2 尾崎光代2 大高弘稔3

所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室 2東大和病院眼科 3東大和病院脳神経外科

ページ範囲:P.751 - P.754

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 58歳の男性で頭蓋咽頭腫摘出術後,回旋複視の訴えと眼性斜頸により気づかれた滑車神経麻痺の症例を報告した。摘出後の著明な視力の改善のみでは複視を訴えず,周辺視野の感度の拡大に伴い回旋複視を自覚した。回旋融像には水平・垂直方向の融像に対する刺激とは異なり,周辺視領域への大きなサイズの刺激が必要であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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