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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻4号

1999年04月発行

文献概要

臨床報告

照度変化に伴う瞼裂高・瞳孔径の変動

著者: 小島正美1 浅野浩一1 山田義久1 佐々木一之1

所属機関: 1金沢医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.769 - P.772

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 種々の照度下で眼瞼・瞳孔の動きを測定する装置を自作し,屋外での太陽光によるこれらの動きと眼の光被曝との関係を検討した。健常ボランティア,白内障術前患者を対象に検査を行った。検査装置はゴールドマン視野計の半球内部を照明するもので,本体の観察部にCCDカメラを装着した。眼瞼,瞳孔の動きはNIH imageで定量化した。健常者,白内障患者の瞳孔径は室内環境で3mm,屋外では天候の如何を問わず2mm前後を維持していた。照度の上昇に伴い最初に瞳孔径が変化し,次いで上眼瞼の下垂,下眼瞼の上昇の順に変化した。濃いサングラスを装用すると瞳孔,瞼裂が散大することも証明された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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