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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

内因性ぶどう膜炎に対する内眼手術の検討

著者: 栄田裕子1 大平明弘1 雨宮次生1

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.833 - P.836

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(B3-2-28) 内眼手術を受けた内因性ぶどう膜炎患者の臨床像,手術の種類と,その術後結果および合併症について検討した。対象は1993〜1998年の期間に内眼手術が行われた内因性ぶどう膜炎患者35名51眼である。後ろ向き研究で病因,手術の種類,術後経過と合併症について検討した。その結果,内眼手術の8割が白内障手術で,眼内レンズ挿入眼と非挿入眼では術後視力に差はなく,炎症がおさまってから2か月未満と2か月以上では術後視力は後者で有意に良好であった。しかし,前房の消炎が不十分な状態での手術や,炎症が再燃しやすいぶどう膜炎を基礎疾患にもつ眼では予後不良なものが多かった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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