icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

オクトパス視野計に備えられたTendency Oriented Perimetryの臨床評価

著者: 堀越紀子1 尾﨏雅博1 後藤比奈子1 田村陽子1 岡野正1

所属機関: 1東京医科大学霞ヶ浦病院眼科

ページ範囲:P.889 - P.893

文献購入ページに移動
(B9-2-12) Tendency Oriented Perimetry(TOP)はオクトパス視野計に備えられた新しい閾値測定法である。今回TOPによる視野計測を行い,その臨床評価を行った。対象は正常者40例40眼,高眼圧症患者9例9眼,緑内障患者40例64眼で,全症例に対してOCTOPUS1-2-3のG1XプログラムをNormal strategy (NS)とTOPで行った。NSと比べたTOPの測定時間短縮率は平均86.9%であった。Mean defect (MD),loss vaiance (LV)の比較では,MDに差がなく,TOPのLVが有意に小さくなった(p<0.0001)。TOPは短時間で閾値計測が可能で検査効率が高いが,視野の形状を捉らえにくい検査法と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?