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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

眼球周囲MALTリンパ腫の4例

著者: 三松美香1 内尾英一2 高野雅彦2 藤田浩之3 中谷行雄4 大野重昭2

所属機関: 1藤沢湘南台病院眼科 2横浜市立大学医学部眼科学教室 3横浜市立大学医学部内科学第一講座 4横浜市立大学医学部附属病院病理部

ページ範囲:P.911 - P.914

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(C2-1-3) 眼球周囲MALT (mucosa-associated lymphoid tissue)リンパ腫4例の臨床的特徴について検討した。男性2例,女性2例で,年齢は40〜81歳であった。発生部位は眼瞼1例,球結膜下のみ1例,球結膜から瞼結膜にかけてみられたものが2例であった。いずれの症例も病理組織学的にMALTリンパ腫の特徴を有していた。免疫組織化学染色ではL−26陽性反応によりB細胞悪駐リンパ腫と診断された。治療は,1例に化学療法と放射線療法を行い,他の3例には化学療法のみを行った。いずれの症例も腫瘍の縮小効果がみられ,経過良好である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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