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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

山梨医科大学眼科初診糖尿病患者背景の開院時と最近の比較

著者: 小堀裕子1 今井雅仁1 古市好晴1 後藤輝彦1 小林恵子2 岩瀬真実3 塚原重雄1

所属機関: 1山梨医科大学眼科学教室 2共立蒲原総合病院眼科 3みつわ台総合病院眼科

ページ範囲:P.935 - P.938

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(P1-1-18) 初診糖尿病患者のうち,1983年10月から1985年4月の期間の107名(初期)と,1996年10月から1998年4月までの240名(後期)で眼底所見,患者背景について比較した。他の眼科医からの紹介は初期18.7%,後期36.3%と後期で多かった。糖尿病網膜症はそれぞれ52.3%,68.5%,眼科受診既往のないものは42.1%,41.7%で,そのうち増殖・前増殖網膜症は初期13.3%,後期17%と,後期で増加傾向があった。紹介患者数が増加し,地域における当院の役割は向上していると考えられるが,眼科受診既往のない症例の比較的重症網膜症有病率は15年前よりも増加しており,より一層の啓蒙が必要と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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