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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3)

学会原著

アクリル眼内レンズに発生する混濁

著者: 南八興1 鳥井康司1 広井佳野1 風間成泰1

所属機関: 1松江赤十字病院眼科

ページ範囲:P.991 - P.994

文献概要

(P2-2-26) 眼内レンズ挿入後のアクリルレンズに発生する粒状混濁の頻度とその程度,および混濁が視機能に与える影響について調査した。調査を行った99例136眼のうち混濁の生じなかったのは17眼(12.5%)で,混濁を生じたのは119眼(87.5%)に及んだ。混濁は術式の違いについては影響を受けなかったが,糖尿病を有する群や若年者で混濁が強い傾向がみられた。視力に関しては混濁の強い例でもそれによる明らかな視力低下はみられなかった。グレアは調査を行った5例のうち1例にのみグレア光付加時にコントラスト感度の低下がみられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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