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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

眼底検査は全身の動脈硬化性変化の把握に有意義か

著者: 鈴木悦子1 市側稔博1 飯野倫子1 丸山勝一2 大下雅世3 後藤浩3

所属機関: 1戸田中央総合病院眼科 2戸田中央総合病院脳ドックセンター 3東京医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1023 - P.1026

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(P3-3-1) 脳ドックによる血圧,ならびに頭部magnetic resonance imaging(MRI),magnetic resonanceangiography (MRA),頸動脈エコー検査結果で得られた所見と,眼底検査から得られる動脈硬化性変化の関係について検討した。その結果網膜細動脈硬化性変化を有する症例では,高血圧を有する症例が有意に多くみられ,さらにMRI,MRA,頸動脈エコー上も,動脈硬化性変化を有する症例が有意に多くみられた。眼底検査は安全かつ簡便に動脈硬化を判定する一手段であることが再確認された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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