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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(3) 学会原著

真性小眼球症に増殖性硝子体網膜症を合併した1例

著者: 野間英孝1 皆本敦1 三嶋弘1

所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1027 - P.1030

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(P3-3-11) 真性小眼球症の30歳男性にT左眼の増殖性硝子体網膜症を生じた1例を報告した。硝子体手術前に超音波生体顕微鏡検査(ultrasound biomicroscopy:UBM)を行い,得られた所見から,角膜輪部から2.5mmの場所で強膜創を作成した。術中,強膜創作成に伴う合併症はなかった。網膜切開とシリコーンオイル注入により後極部網膜の復位が得られた。小眼球症に対する硝子体手術では強膜創作成時に角膜輪部からの距離をあらかじめ考慮する必要があり,この点UBMは有用である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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