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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻5号

1999年05月発行

文献概要

臨床報告

脈絡膜新生血管膜摘出術における疾患別の手術成績

著者: 磯前貴子1 島田宏之1 藤田京子1 中島正巳1 湯沢美都子1

所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1069 - P.1073

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 新生血管黄斑症に対し中心窩下脈絡膜新生血管膜摘出術を行った症例について,術前視機能,視力低下から手術までの期間,新生血管膜径と,術後視機能を疾患別に検討した。対象は加齢黄斑変性43例43眼,特発性脈絡膜新生血管7例7眼,網膜色素線条症7例7眼である。3疾患の間で術前視機能,視力低下から手術までの期間,新生血管膜径に有意差はなかった。術後6か月,12か月における視力,ハンフリー視野検査での成績にも有意差はなかった。また,各疾患とも術後6か月から術後12か月で視力は改善傾向にあり,新生血管膜摘出術は有効であると考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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