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臨床報告
ハンフリー自動視野計のSwedish Interactive Thresholding Algorithm(SITA)の臨床評価
著者: 後藤比奈子1 尾﨏雅博1 堀越紀子1 田村陽子1 岡野正1
所属機関: 1東京医科大学霞ヶ浦病院眼科
ページ範囲:P.1074 - P.1079
文献購入ページに移動対象は正常者12例12眼,高眼圧症3例3眼,緑内障13例20眼,網膜疾患10例11眼,頭蓋内疾患2例3眼で,全症例にHFA IIのプログラム24-2をFASTPAC,SITA accurate,SITA fastを用いて行った。
FASTPACと比較した測定時間短縮率は,SITA accurateで17.6%,SITA fastで43.4%であった。Mean deviation (MD),pattern standard deviation (PSD)におけるFASTPACとSITAの比較では強い正の相関性が認められ,MD,PSDの平均も両者に差がなかった。各々の視野の比較から緑内障以外の疾患においてもSITAによる測定法が有用であった。
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