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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

偽落屑症候群の隅角所見と緑内障病型

著者: 川上淳子1 永田誠1 松村美代2

所属機関: 1永田眼科 2京都大学大学院医学研究科視覚病態学教室

ページ範囲:P.1195 - P.1198

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(B2-2-31) 偽落屑症候群213例293眼の隅角所見と緑内障病型を検討した。広隅角237眼(80.9%),狭隅角22眼(7.5%),合わせて開放隅角259眼(88.4%),閉塞隅角34眼(11.6%)であった。開放隅角緑内障は111眼(37.9%)に,閉塞隅角緑内障は34眼(11.6%)にみられた。閉塞隅角緑内障のうち混合型緑内障が13眼(38.2%)にみられた。偽落屑症候群の緑内障は,水晶体嚢性緑内障としての開放隅角緑内障だけでなく閉塞隅角緑内障もみられ,そのうちの1/3は混合型緑内障であることが明らかとなった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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