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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

抗緑内障点眼薬の単剤あるいは2剤併用の長期投与による角膜障害の出現頻度

著者: 高橋奈美子1 籏福みどり1 西村朋子1 細部泰雄2 田澤豊1

所属機関: 1岩手医科大学眼科学教室 2細部眼科医院

ページ範囲:P.1199 - P.1203

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(B2-2-5) 同一薬剤を28か月間継続して点眼している緑内障154眼につき,角膜上皮障害の頻度を調査した。全例を2か月ごとに検索した。使用した薬剤は,イソプロピルウノプロストン,カルテオロール,チモロールの3種類で,単独投与群と2剤併用群に分けて検討した。角膜上皮障害の頻度は,単独投与群で12.9〜32.5%.併用群で40.0〜66.7%であり,併用群で多かった。上皮障害は同一症例で繰り返して起こる傾向があり,個々の症例での眼表面の状態がこれに関係していることが推察された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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