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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

Photorefractive keratectomy後の自覚的屈折値と他覚的屈折値のずれ

著者: 高橋百合1 三橋環1 岡本加奈子1 佐々木秀次1 北澤世志博1 所敬1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1218 - P.1222

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(C4-2-18) Photorefractive keratectomy(PRK)術後1年の37名58眼を対象に自覚的屈折値と他覚的屈折値のずれの程度および矯正量との関係について検討した。術後1年のずれの程度(他覚的屈折値—自覚的屈折値)は,球面度数−1.42±1.15D,円柱度数−0.49±0.52Dであり,球面度数,円柱度数とも他覚的屈折値は自覚的屈折値に比べ近視側に測定された。術後の球面度数のずれと矯正量との間に有意な相関(p<0.0001)があった。球面度数のずれの原因は,矯正量が大きいほど角膜形状が非球面化するためであり,屈折矯正手術後の視力検査においては注意が必要であると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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