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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

特発性脈絡膜皺襞におけるインドシアニングリーン螢光眼底造影検査所見

著者: 蓮村直1 米村尚子1 平田憲1 村田恭啓1 根木昭1

所属機関: 1熊本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1233 - P.1236

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(P1-1-2) フルオレセイン,インドシアニングリーン同時螢光眼底造影検査(fluorescein angiography;FAindocyanine green angiography:IA)を行った特発性脈絡膜皺襞の2症例を報告した。症例1は57歳男性で,IAにおいて後極部に細かく蛇行し粗い網状を呈する脈絡膜血管異常所見がみられた。症例は63歳男性で,IAにて皺襞に一致した過螢光以外に特に異常をみなかった。今まで特発性脈絡膜綴皺襞と診断されていた症例の中に,症例1のような脈絡膜血管病変を有している可能性があり,今後とも討していく必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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