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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4)

学会原著

スズメバチによる角膜刺傷の1例

著者: 清家恭三1 澤田桂1 渡辺牧夫1 福島敦樹1 上野脩幸1

所属機関: 1高知医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1291 - P.1294

文献概要

(P2-1-30) 29歳男性の左眼角膜がスズメバチに刺された。その翌日の初診時に,輪部5時の刺創と,角膜浮腫,デスメ膜皺襞があった。矯正視力は手動弁であった。併発白内障と水庖性角膜症のために視力は0.03となったが,全層角膜移櫃重水晶体摘出・眼内レンズ移植により,術後9か月に1.2の矯正視力を得た。摘出角膜の検索で,内皮細胞が菲薄化または欠損していた。正常なデスメ膜の後面にposteriorCollagenous layerがあった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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