icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

嚢胞状黄斑浮腫を伴う網膜静脈分枝閉塞症に対するレーザー光凝固療法

著者: 瀧浦和子1 湯沢美都子1

所属機関: 1駿河台日本大学病院眼科

ページ範囲:P.1317 - P.1320

文献購入ページに移動
(P1-2-47) 嚢胞状黄斑浮腫を伴う網膜静脈分枝閉塞症に対するレーザー光凝固眼の視力予後,また視力を左右する要因につき検討した。対象は光凝固を行い,1年以上経過観察した69眼である。1年後の視力改善は55%,不変36%,悪化9%であり,凝固後視力は凝固前に比べ有意に改善した(p<0.001)。また,凝固1年後に視力0.7以上になった症例は65%であった。)凝固後logMAR視力は,凝固前logMAR視力,年齢,傍中心窩毛細血管網の障害範囲と正の相関を示した(p<0.01)。凝固後視力0.7以上を得る条件は,凝固前視力0.3以上,70歳未満,傍中心窩毛細血管網の障害範囲が180度未満であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら