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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

白内障手術後に出現した複視についての検討

著者: 濱田麻美1 小原真樹夫1 清水公也1

所属機関: 1武蔵野赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1327 - P.1330

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(P2-2-27) 点眼麻酔下での耳側角膜小切開白内障手術後に複視を訴えた6症例について眼科的に精査し,その原因を検討した。全例,上下複視があり,2症例については回旋複視を伴っていた。検査結果にて上下偏位,外方回旋,V型斜視,BHTT陽性などがみられ,これらから上斜筋麻痺が疑われた症例が3例あった。高齢者では白内障術後に,術前から存在していた上斜筋麻痺が発見される例があるが,見かけ上の眼位,眼球運動異常が明らかでなく,術前に発見されにくいことから注意を要する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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