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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

過去10年間の穿孔性眼外傷の検討

著者: 向所真規1 吉田健一1 岩見達也1 堀尾和弘1 西田保裕1 澤田智子1 石村博美1 澤田修1 山出新一1 可児一孝1 佐々本研二2

所属機関: 1滋賀医科大学眼科学教室 2京都市立病院眼科

ページ範囲:P.1331 - P.1334

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(P2-2-47) 過去10年間の穿孔性眼外傷の自検例105眼104例を検索した。12歳以下の低年齢層では約半数が他人による受動的な外傷で,65歳以上の高年齢層では転倒が多かった。13歳から64歳までの青壮年層では草刈り機や金属工具などを使った作業中が多かった。これらは防護眼鏡装用で予防できたと思われた。受傷から6か月以上の56眼での視力転帰は,鋸状縁よりも後方の例で悪く,手術までに時間が経過した症例で特に不良であった。穿孔性眼外傷には早期の硝子体手術で対応することが望ましい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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