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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科53巻6号

1999年06月発行

文献概要

特集 第52回日本臨床眼科学会講演集(4) 学会原著

肺・肝転移を伴った結膜悪性黒色腫の1例

著者: 岡田丈1 栗原久美子1 小田仁1 平形明人1 樋田哲夫1

所属機関: 1杏林大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1339 - P.1341

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(P3-2-5) 66歳の女性が右眼の結膜腫瘍で受診した。30年前から右上眼瞼の色素沈着を自覚していた。右の上下眼瞼結膜に色素沈着を伴う分葉状の腫瘤があった。胸部X線とCTで肺転移と思われる充実性腫瘤が発見された。瞼結膜の腫瘤の生検で悪性黒色腫と診断された。眼窩内容除去術で摘出された腫瘍はそのほとんどが類上皮型であり,その大きさは20×14×17mmであった。化学療法を術後に行ったが,10か月後に肝転移のため死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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